資本主義の申し子

「モノポリー」というボードゲームがありますが、皆さんご存知ですか?一度は遊んだことがある方が多いかと思いますが、このモノポリーというゲームは、その名前からもわかるように、「市場を独占し、他の人を破産させ、大金持ちになった人が勝つ」、という資本主義の縮図のようなゲームです。

うちにももちろんこれがあり、たまに家族で遊んだりします。そして、うちの長男らん吉は、このゲームが大好き╰(*´︶`*)╯♡。まあ、大好きと言えば聞こえはいいのですが、実は、幼少の頃からあまりにも偏執狂的にこのゲームに熱狂していた彼。プレーを開始すると、自分なりの策略を立て、周りの人に一切の同情の念を持つことはなく、ひたすら冷酷に自分のプランを遂行し、大抵の場合は億万長者になって大勝利するらん吉。その守銭奴ぶりを見て、親としては悩んだ時期も実はありました・・・( ´Д`)y。

日本の地方都市で育った私は、小さい頃から二宮金次郎やら宮沢賢治と言った、慎ましく生きた偉人たちを敬って生きるように教わっているので、このモノポリーというゲームの楽しさがいまいちわかりません。いくらゲームとは言え、冷酷に他人を破産させたり、他人から搾取したり、ということにどうしても罪悪感や嫌悪感を感じてしまうわけです。

そんな私をよそに、淡々と私有財産を増やし、他人から金を巻き上げ、圧倒的勝利をあげていく息子、らん吉。まさに「資本主義の申し子」。でも、常日頃から、「息子は息子、私は私」と思って子育てしているので、彼に私の価値観を押し付けることはせず、嬉々としてモノポリーに興じる彼を暖かく見守ってきたつもりです。

そんな彼もすくすくと成長し、中学生になりました。コロナ対策のロックダウン中で暇を持て余していたので、家族でモノポリーをしていたある日のこと。「この子に投資の勉強をさせてみたらどうだろう・・・・?!」と、まさに神がかり的なアイデアが浮かんだわけです!!お金儲けをこんなにも楽しめる彼なら、罪悪感など持たずに淡々と資産運用ができるのかもしれない・・・・。

案の定、私が投資についての初歩的な説明をすると、俄然彼の目が輝き出しました・・・(⌒▽⌒)!やる気満々になって、「自分はいくら投資しようかな(お小遣いの中から)」とか、「どの会社に投資しようかな」と、鼻息も荒く考え始めたのです!!

人間誰しも、向き不向き、というのがあるのですね。これこそまさに、適材適所。水を得た魚。そんなわけで、私よりもずっと投資に向いていそうならん吉(若干13才)を道連れに、投資の勉強&実践の果てしない道のりをスタートした私なのでした╰(*´︶`*)╯♡。

資本主義の申し子」に2件のコメントがあります

コメントを残す