株式投資をすることの利点の一つとして、「経済や金融の勉強ができる」ということがよく言われます。中には、「それが一番重要なことで、投資で得られるお金なんかはそのおまけみたいなもの!」、とまで言う方もいらっしゃいます。ま、勉強になるのはいいことには違いありませんが、そうは言っても、せっかくやるからにはお金も少しは儲かった方が嬉しいですよねー( ^ω^ )。
とは言え、儲けるためには、相当運がいいか、本当にそれなりの量の勉強をしなければならないことも事実です。始めてたった1ヶ月ですけど、投資というワールドが壮大な奥行きのある世界であることに気付いている私です。そして、その壮大さに多少怖気付くと同時に、チャレンジ精神もムクムクと育っていたりします( ̄^ ̄)ゞ!「やったろーじゃないか!」、みたいな!
で、少しずつですが、金融のことや、株式相場のこと、そして、今とても強い会社のことなんかを調べ始めると、いろいろなことが見えてきました。今、非常に勢いのある会社、もしくは、これから台頭してきそうな会社のビジネスモデルにはある共通点が見受けられるのです。それは、「供給者と消費者を直接つなげる」ということです。そういったシステムを提供してくれる会社が非常に伸びているように思います。投資の勉強を始めなければ、私はそもそもこういうことに気づくことがなかったと思いますから、そう言った意味で、投資はいい勉強になる、ということだと思います。
たとえば、Uber。これは、車を持っている人がサービスを提供し、車に乗せて欲しい人がそのサービスを受けるわけですね。その際の橋渡しをしてくれるのがUberというシステムなわけです。UberEatsも同じ原理ですよね。
同じことは、AirB&Bにも言えます。一方には、人に貸すことができる部屋やスペースを持っている人がいて、もう一方には、滞在するための部屋を探している人がいます。その両者を仲介するシステムとして活躍しているのがAirB&Bなわけですね。
これは、言ってみたら、「持たざる人でもビジネスを始められる」という利点があります。たとえば、UberやAirB&Bなどのシステムを活用すれば、低所得層や中流階級の方でもビジネスオーナーになれて、他人に搾取されなくても済むようになるわけです。これまでのビジネスモデルでは、タクシー会社を起こすにせよ、ホテル業を起こすにせよ、それなりの資本が必要になりますから、もともとある程度の資金のある人しか始めることはできません。そして、ビジネスを始める資本がない人には、「お金がある人に雇われる」という道しか残されていない訳です。もちろん、UberやAirB&Bでどれだけ儲かるのか、ということについては議論が残る訳ですけれど、少なくとも、資本家による搾取量が減る、という意味では、同じ仕事をする限りでは、自分の手元に残るお金はこれまでより多くなるはずです。
加えて、私が注目しているRobloxというゲーム会社や、過去の記事で紹介したイートロなども、似たようなことが言えます。(過去記事へのリンクを貼っておきますね、Robloxについてはこちらから、イートロについてはこちらからどうぞ♪)
Robloxとイートロについては、UberやAirB&Bとはまたちょっと違うかもしれませんが、この2つの会社は、簡単に言ってしまえば、これまでも存在したサービスに「SNS機能を融合させてしまった」ということがとにかくすごいと思います。Robloxの方は、オンラインゲームのプラットフォームを提供している会社なのですが、この世界は、ユーザーとクリエーターが共に作り上げていく、という世界なんですね。これまでのゲームというのは、「クリエーター」が創り上げたゲームを「ユーザー」が利用し楽しむ、というように2つの世界があって、片方からもう片方に供給する、という構図になっていたわけです。しかし、Robloxは「クリエーター」と「ユーザー」が混在した世界になっていて、その両方が同時に活動を行っていて、共に進化しているんです。今のところユーザーはほとんど子ども達なのですが、その子ども達が自由に遊んだりクリエートしたり他人と交流したりできる仮想の遊園地であり公園になっているのです。そして、ここで他人を楽しませることができるゲームを開発すれば、遊びに来るユーザーがお金を落とす、という仕組みになっているので、実際にこれでお金を稼いでいる子どももたくさんいると聞きます。
また、イートロの方は、ネット証券会社なので、ウェブ上で株式売買をしながら、他の投資家の意見や投資スタイルなどをみることができたり、コミュニケーションできたり、という機能が使えるようになっています。私も、このイートロというネット証券で口座を開設し、利用し始めているのですが、まあ、これまでの証券会社とは全然違っていて、とても面白いです。実績をあげている投資家の投資をコピーする、なんていう機能もあったりするので、自分では何もせずに、自分よりもずっと詳しい人と同じ投資成績をあげることができたりするんですよね。そして、コピーするフォロワーが多い投資家は、それによってまた更なる報酬を得ることができる、という仕組みになっています。こういうことを考えた人は本当にすごいと思います。
イートロとRoblox、この2つのビジネスも、言ってみたら本当にど素人でもチャレンジすることができるよう、その垣根が低くなっていることがとても独創的だと思います。(何しろ、Robloxの方なんかは子ども達がゲームをクリエートしてますから!!)どちらも、やる気と能力さえあれば、肩書きも資金量も関係ない世界です。いい投資実績を出していれば、または、楽しいゲームを開発すれば、ストレートにそれが評価されて、その評価に見合った収入が得られる、ということになるわけです。それが、他のユーザーからの直接の評価によるものですから、尚更です。別に、どこかの評論雑誌に載っているわけでも、他のメディアを介して評価されているというわけでもありません。他のユーザーさんに直接認められるかどうか、それが判断基準になります。
そう言った意味では、広い意味で言えば、Robloxやイートロなども「供給者と消費者を直接つなげる」ビジネスモデルの一つである、と言えるのではないかと思います。なんていうか、不必要な仲介を排除して、供給者と消費者の間で直接の売り買いが行われる、という感じのビジネスが今、熱いのではないかと感じます。
もちろん、UberとAirB&Bの株価が急上昇したことはよく知られています。そして、Robloxは、いよいよ来週、NY市場に上場されることが決まっていますし、なんと、イートロもそろそろ上場するんじゃないか?という噂が出てきていますよーー。なので、これからも注目していきたいと思います╰(*´︶`*)╯♡
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