投資は「知の総合格闘技」

先日、とあるYouTube動画をみていたら、ビビッと⚡️来た言葉がありました。

投資は、知の総合格闘技

奥野一成

これは、日本のバフェットとも称される投資家、奥野一成氏の言葉です。

いやー、この言葉には痺れましたね✨!

だってねー、言われてみれば確かに、投資って本当にいろーんな種類の”知”が混在していてるではないですか。

では、私たちが投資をしている時に、一体どんな能力や知識を駆使しているか、ちょっと考えてみましょう♪( ´θ`)ノ。

  • 数学:これはもう説明の必要ないですね。掛け算したり割り算したり、数値を比べたり、グラフ読んだり、なんていうことができる能力
  • 歴史:過去100年くらいまで遡ってリターンを見たり比較することもありますよね。それに、過去にあった国際的な摩擦や衝突、戦争の経緯などを知っていると、未来の予想につながります。
  • 読解力:投資の勉強をするのには、投資についての本や文献などを参考にしますよね。そこに載っている情報を正しく理解できなければ、活用もできないのです。
  • テクノロジー:日々刻々と刷新される技術についていけなくては、投資では勝てません。私も、投資を始めてからTwitterを開始しました。株価アプリも駆使してます。また、テクノロジーの進歩を追うことによって、「これからどんな分野が発展するか」を予測できるようになります。
  • 心理学:株価の動向というのは、その売買の背後にいるトレーダー達の心理によって発生します。そこで、他の投資家がどんな風に考え行動しているか、など、状況に応じた心理戦が必要とされます。
  • メンタルコントロール:株価の動きに一喜一憂してしまうのは人間の常。暴落した時にどれだけ冷静に対処できるのか、そして、暴騰した時にどれだけ欲を抑制できるのか、言うのは簡単だけど、実行はなかなか難しい。
  • 国際情勢:昨年から続くコロナのパンデミック。そして、そのワクチン接種のスピードと比例する各国の経済復活。また、現在進行形で起こっているアメリカと中国で半導体のマーケットを巡っての摩擦、などなど。株価に大きな影響を与える国際ニュースのチェックはマストですよね。

などなど。もっと他にもあるかもしれませんが、ぱっと思いつくものだけでもこのくらいはあります。

そして、一番大事なのは、これらの能力や情報を集結して使える力です。

情報というものは、そのままの状態ではただのデータです。たとえば、株価や決算報告、チャートなど、株式投資に関するいろいろな情報は世の中に氾濫しています。ですから、情報だけでトレードに勝てるのであれば、誰もが億万長者になっているわけなのです。

でも、現実的にはそうではない。それは、なぜか?と言うと、本当に必要なのは、それらの情報を複合的に使える知性、つまり、インテリジェンス、なのですね。

だからこそ、CIA(アメリカの中央情報局)の真ん中に入っているアルファベットの”I”は、IntelligenceのIなんです。(ちなみに、これはなぜか日本語ではInformationという意味の”情報”と訳されているのですが、これはちょっと違うような気がします。)

インテリジェンスとは、様々な情報を複合的に考えて、それを最適化し、決断に生かすことがすることができる能力のことです。実は、情報だけ詰め込んでも、知性でもってしてそれらを紐解くのでなければなんの役にもたちません。

CIAの猛者には、情報収集の力だけではなく、「入ってくる情報から何を読むことができるのか」という知性が求められているのです。

投資でも同じことが言えますね。もちろん情報収集は大切。でも、その先に、それらの情報をどうやって解析し、自分の投資に活かして行くのか、知性を働かせることがとっても大事なんだと思います。

だから、投資は難しい。でも、難しいからこそ、面白いし、ハマっちゃう。

こういう視点で投資をしたら、いろいろな情報に自ずと触れるようになるし、自分の教養もあがって、知性もどんどん磨かれて行く。それが、奥野さんもおっしゃっているように、「たとえ儲かっていなくても投資をする価値がある」ということなんだと思います。投資の極意、ここに得たり╰(*´︶`*)╯♡。

参考動画:
奥野一成『ビジネスエリートになるための教養としての投資』
https://www.youtube.com/watch?v=J5GfFJaY7WI

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